地球は舞台であり人間は役者のようなもの
私たちはこの地球に様々な体験を味わうために、肉体に宿って生まれてきました
人間という肉体に宿る事で、悲しみも辛さも経験しますが、魂はまた貴重な体験を積んでいきます
それらが宝石となって魂を輝かせています
地上にある時は非常な悲しみであったり、辛い出来事であったりすることも、やがては貴重な思い出の宝物となっていきます
愛するものとの出会いと別れも、魂の記憶を封印して生まれてきた私たちが、人間ドラマを体験する演出の一つです
ほんとうは出会いも別れも無く、遠い悠久の昔から私たちの魂はともに生き、役割を変えて生まれてきていました
そしてある時には偶然のように出会ったり、親子や兄弟などの役割を変えて生まれ変わってきますが、本当は遠い過去からの繋がりの中にいます
地上に生まれる時に、空に記憶を置いていき、そのために新しい経験を積めます
はじめからすべてを記憶していては、出会いの喜びも、別れの悲しみも味わい体験することが出来ません
魂の記憶を置いてくる事で、新鮮な喜び悲しみを、この地球で味わうことが出来ます
そうしてまた、空へと帰った時には、互いに今世の役割を語り合い、楽しかった思い出を語らいあうのです
それは舞台に出てきた役者が、様々な役を演じて、互いにドラマを演じる関係に似ています
舞台裏では互いに深く知る親しい間柄でも、舞台にたてば知らない人同士の役をしたり、ライバル同士を演じたり、恋人同士を演じます
舞台の上で出会いや別れのドラマを演じても、楽屋に戻ればまた再会し、ずっと以前からともに役者をしていろんな役同士で舞台に出ていたことを知ります
私たちは地球という舞台で様々な役を演じる役者のようなものです
ドラマの中には辛いことも悲しいことも起るようになっているでしょう
それは魂がそうした経験も貴重な糧とするためです
何も起こらない平坦なドラマを見せられても、私たちは退屈してすぐ見たくなくなるでしょう
地球でのドラマも、波乱万丈な出来事が起こる事で、スリリングな展開を楽しめます
山あり谷あり、様々な出来事を体験するからこそ、私たちはその役に引き寄せられ、ドラマに見入るのです
そしてまた楽屋である光の世界に帰っていきます