調和の原理
私たちは個性化を目指して分離してきたことを述べました
個々人が互いに個性ある存在となって、特徴を磨いていくのはよかったのですが、それによって世界には対立が生じてきました
今までは無かった争いというものが発生してきたのです
そのために調和の原理が必要となってきました
お互いが自己を主張していくだけでは、対立は進んでいくだけなので、両者を調和させる必要が出てきたのです
そのため、我見や我欲を離れて、客観視する方法がとられました
我見とは自分中心の見方で、自分の立場でのみ物事を見る視点です
我欲は自分のための利益や得を求めて、相手の不利益や害する行為を無視することです
そうした我見と我欲を離れて、客観的に物事を見るように心がけることで、反省する機会を得るようにしました
これはかつてのお釈迦様が説かれた教えに通じるもので、人々が自我を振り回すのではなく、我を反省し、人々と調和していく道を説きました
そうすることで人々が争いをおさめ、調和して生きる道を示したのです
はじめはすべてが一つの時には、争いも反省の必要も無かったのですが、個々の存在が分離していって、個性化を進めるうちに、自我が強くなっていき、対立が生じてきたため、調和の原理が必要となって来たのです
そうして私たちは、個性を伸ばしつつ、調和していける社会を目指して、この地球で魂修業にはげんでいくようになりました