断食についての補足説明
昨日は三日断食についてお話しさせていただきました
そこで色々と質問もありましたので、補足説明をさせて頂きます
昨日紹介した梅流しというのは、体内の宿便を排出する方法として言われています
体内に溜まった老廃物や毒素などを、便と共に流すというものです
断食をしていると、長年身体の中に溜まっていた毒素などの排出がされていきますので、梅流しをするとそれがより効率的に行われるというものです
また、断食中は固形物を取りませんので、排便も止まります
三日断食くらいであれば、それほど違和感はないと思います
それと断食中は、薬などの効果も高まっていきます
昨日もカフェインを取ると効果が強く出て眠れなくなるという話をしましたが、その他の薬でも同様な効果となります
ですので、食事を取らない時には、薬を飲まないように指示されている薬は、断食中には取らないでください
特に糖尿病の薬などは、血糖値を下げますので、低血糖になってしまう可能性があります
先日はデトックスとしてケイシーの勧めたひまし油湿布についても紹介しました
これを断食と合わせてする場合には、断食期間中にするのではなく、断食が終わり、回復食の時にするのが効果的です
消化の良いものを食べる断食明けに、ひまし油湿布をするといいでしょう
また飲み物でプロテイン入りはどうかという質問もありました
プロテインはタンパク質の状態だと、消化に負担がかかってしまいます
なるべくはアミノ酸に分解されているものの方が効果は高いです
お味噌汁を勧めたのも、味噌汁は麹菌の酵素によって、大豆たんぱく質が分解され、アミノ酸に変わっているからです
私たちの体内では、たんぱく質は直接吸収できなくて、アミノ酸に分解しなくてはなりません
ですので、なるべくたんぱく質そのものよりも、アミノ酸に分解された物を摂取することで、消化吸収を楽にするという意味があります
もしもタンパク質を取りたいのであれば、以前に「虚弱体質への対処法」で紹介した消化酵素を一緒に取るようにするといいでしょう
体内で消化酵素を消費してしまうと、身体を修復したり、再構築するための酵素が奪われてしまいます
外から消化酵素を補ってあげることで、消化酵素の消費を抑えるという事です
米麴などにも多少含まれているとは思いますが、少ないか死活している商品もあるかと思いますので、直接消化酵素を取った方が無難かと思います
他に味噌汁にとろろ昆布を入れていいかという質問もありましたが、なるべく余分なものは入れないようにした方がいいです
固形物を取り出せるものはいれてもいいですが、溶けて一緒に呑むものは、吸収に影響しますので、注意しましょう
瘦せ型で脂肪がついている方も断食を実践してよいかという質問もありました
見た目は痩せていても、内臓脂肪などがついている場合もあります
これは体脂肪が計れる体重計で調べてみてから実践してください
基本的に男性であれば体脂肪率10%、女性は20%以上であれば実践してよいでしょう
また、はじめて断食を行う場合には、身体に溜まっていた毒素などが、血液に流れ出る為、頭痛や倦怠感を強く感じる方がいます
そのため、はじめて実践される場合には、仕事で休みが取れる期間にされるとよいです
今回は健康面から断食を述べていますが、精神面での影響もあるでしょう
断食を続けていると、この世的な欲も薄らいでいきますので、精神的な効果も期待できます
また霊的にも敏感になる方もおられるので、守護霊さんからのメッセージを受け取りやすくなったりもします
そういう意味では、霊的にも意味のある行為であり、昔から宗教行事として行われていた意味も分かります
MCTオイルについては、断食開始前に取ることをお勧めしました
断食中は取らないのですか?という質問がありましたが、取ってもよいですが、取らなくても構いません
MCTオイルを取る理由は、同オイルには中鎖脂肪酸といって、脂肪を分解してエネルギー源にしやすい成分が含まれているからです
これを取ることによって、身体の中で脂肪燃焼の働きを促しますので、断食中に効果的に脂肪燃焼のサイクルに入れます
いってみれば脂肪燃焼サイクルに入るための呼び水のようなものなので、はじめる前に取るのを勧めています
断食中に取ってもいいですが、そうすると外からエネルギー源が供給される状態となり、体内の脂肪燃焼がされないという事になります
ですので、いったん始まったら、取らなくてもよいと考えます
以上を参考にしていただければと思います