ロヒンギャ難民について

2022年9月3日社会問題

以前も質問があって記事にしましたが、再度質問がありましたので書いてみます

ロヒンギャ難民はミャンマーに住むイスラム教徒でしたが、迫害があって、バングラデシュに逃れている者も多くいます

ロヒンギャについては国際的には知られていて、国際的に解決しようと動いているところではあります

ですので、みなさんも関心を持たれて、質問されているのでしょう

世界には、問題を知らされていなかったり、解決へ向けて動き出すこともない民族問題もあります

その中には、チベットやウイグル問題もあったのです

これらを弾圧しているのが中国であり、中国は国連の常任理事国であるため、国際的な解決には動かず、課題としてあがることもありませんでした

しかし、ここ最近になって、世界的に中国の非道が知れ渡ることになり、こうした問題も取り上げられるようになりました

さて、ロヒンギャに話を戻すと、もともとの歴史において、日本とも関係していたことがあります

ビルマ(現ミャンマー)はイギリスの植民地になっていた時代があります

それを第二次大戦のときに、日本軍がイギリスを追い出して、ビルマを占領します

そして日本は現地の人とイギリス軍と当たるわけですが、この時にイスラムの人はイギリスについて戦いました

この時に互いに戦争をして、対立が深まったという事があるでしょう

こうした問題にどう対処していけばよいかですが、前回も言ったかと思われますが、一番には国連そのものが大きな問題を抱えています

国連は国際紛争を調停する平和的な組織のように思われますが、実際には第二次大戦での戦勝国の集まりというものです

つまり日本やドイツ、イタリアと戦った国で、世界を自分たちの都合よく動かそうとする組織と言えます

それが徐々に発展していって、国際紛争を扱うようになっていったと言えます

しかし、国連で拒否権を発動できる、常任理事国に中国がありますが、中国はそもそも欧米諸国などとは価値観をともにしていません

自由や民主主義、人権の価値観を、中国は重視していません

そのため、対立が起こっていて、世界の問題解決には、機能していない面があります

そのように共産主義の独裁国家が、国連で力を持っているため、国際問題の解決がうまく行かないという問題があります

もうひとつには、西洋諸国は発達した人選思想を持っていますが、彼らはキリスト教徒の集まりでもあるというものです

世界には仏教徒や、イスラム教徒も多くいますが、それらの国が、国連で常任理事国に入っていません

そのため、キリスト教的な考えで、国際問題の善悪が判断されることがあるといえます

このように国連は、大きくは二つの問題を抱えていますので、これを解決しなくてはなりません

少なくとも、中国を常任理事国から外して、常任理事国一国で拒否権を発動できないようにし、日本やドイツ、インドなども、常任理事国に入れ、イスラム教徒の国からも、加えるか、それに準じるかたちで発言権を増すようにすべきでしょう

日本のする事としては、そうした国連改革を訴えていく必要があるという事です

他にもいろいろとありますが、とりあえず今回はこれまでといたします

社会問題

Posted by 洪 正幸