地震とスタグフレーション
最近、関東圏でも大きめの地震がありました
そしてちょうど日本沈没の地震もあり、首都圏での大きな災害に対する心配も出てきていました
日本人の集合想念として、災害への不安が高まっていると思います
実際にさらに大きな震災が発生する恐れも高まっているように感じられ、それが浸透するように、人々に感知されてきているのかも知れません
ただ、日本は地震大国で、今後も震災が起こる事は逃れえない事ではあります
いたずらに不安になり過ぎるのもよくないかと思いますが、可能であれば備えることで災難を少しでも減らせればよいとも思います
もうひとつ気になるのが、世界で進行しているインフレです
世界ではインフレの加速が懸念されていて、それが問題として取り上げられています
日本だけが、世界から孤立しているように、何事もないかのように漂って感じられます
インフレというのは、モノの値段が上がっていく事で、相対的にお金の価値が下がっていくということでもあります
インフレでも、景気がよくて起こるのは良いインフレですが、失業率が高まったり、賃金が上がらないのに、モノの値段だけ上がるのは悪いインフレです
特に不況下で起こるインフレを、スタグフレーションといいます
これは過去にも何度か危惧していた事であり、いずれスタグフレーションになる危機があると伝えていました
それが現実となりつつあり、世界で今問題となってきています
日本は何十年もデフレというインフレと反対の状況で苦しんでいたため、すぐにインフレとはなりませんが、世界から遅れて、日本でも起こってくるでしょう
つまりモノの値段が上がっていく状況になります
すでに日用品の値上がりの話をよく聞くようになっているかとは思いますが、これでもまだ日本ではインフレとまでは行っていません
今後インフレが発生して、さらにモノの値段が上がってくると思われます
するとどうなるかというと、世界はコロナ禍の景気悪化を、金融緩和で凌いできました
金融緩和というのは、お金をたくさん市場に出しているわけす
すると世の中のお金の量が増えますので、お金の価値が下がります
それがつまりインフレなわけですが、インフレを抑えるためには、今度は金融引き締めをしないといけません
つまり今までしていたような景気をよくするための策は出来なくなりますから、景気が悪くなるのです
中国の不動産バブルの崩壊懸念もありますが、このように世界的にも今後、不況の波がやってくる恐れが高まっているということです
インフレの懸念があるという事では、備えるならばモノを持っておくということがあるでしょう
お金の価値が下がるわけですから、お金以外の物を持っておく方がよいとなります
日本はデフレ圧力が強いですから、それほどのインフレにはならずに済む可能性もありますが、ここ数年は世界的にインフレ方向に進んでいくのではないかと思われます