あの世に着いた人は、何をして過ごすのか|小桜姫物語

Amazonで、新しい本を二冊出しました。
ひとつは、ブログとスクールで書いてきた死後の世界の記事を編み直した『あの世に着いた人は、何をして過ごすのか』です。
もうひとつは、戦国の姫が死んでからの道のりを語った霊界通信『小桜姫物語』を、いまの言葉に直した現代語訳です。
どちらも電子書籍と紙の本があります。
『あの世に着いた人は』の三分の一ほどは、このスクールで書いてきた記事がもとになっています。
ブログの記事を中心にしながら、受講生のみなさんに向けて書いた記事の中から、亡くなった人とのつながりを扱ったものを選んで加えました。
本にするにあたっては、どの記事も一から書き改め、記事では書ききれなかった霊的な見方を各章に書き足し、大幅に加筆修正しています。
寄せていただいた質問がきっかけで生まれた記事も多く、一冊の本の形になったのは、ここで学んできたみなさんのおかげです。
題は、シニア向けのYouTubeチャンネルでいちばん多く見られている動画から取りました。
見送った親や連れ合いがいまどうしているのかと問う人は多く、その問いは年を重ねると、自分はどこへ行くのかという問いに変わっていきます。
先に還った人の行き先と自分の行き先は、根のところでひとつにつながっているのです。
本では、息を引き取る瞬間から四十九日、あの世での住まいや学び、家族との再会までを順に追い、遺された人の祈りがどう届くのか、供養をどう考えればよいのかもお話ししました。
スクールで学んできた方には、なじみのある話が多いはずです。
それでも、ばらばらに読んできた記事がひと続きの道のりとして並ぶと、死んでから魂がどこを通って上がっていくのかが、一枚の地図のように見えてきます。
また紙の本でも購入できるようにしましたので、手に取って読みたい方に適しています。
学んだ事を家族や友人に伝えたいのに、どこから話せばいいのか分からないという方も、この本なら手渡しやすいはずです。
もう一冊の『小桜姫物語』は、昭和十二年に浅野和三郎がまとめた記録で、和三郎の妻の多慶子の口を通して、姫が足かけ八年にわたって語った言葉が収められています。
城を攻め落とされ、夫を失い、敵への怨みを抱えたまま三十四で亡くなった姫は、薄暗い岩屋の中で目を覚まします。
指導役のお爺さんのもとで鏡に向かい、夫や両親への思いを一つずつ静めていく修行は、二十年あまり続きました。
霊的に見ると、この岩屋の場面には、死後の世界の大切な仕組みがそのまま描かれています。
岩屋が明るいか暗いかは、その人の心しだいだと姫は教えられます。
外から罰が下るのではなく、心の色がそのまま周りの景色になる。
こちらで地獄を暗黒界と呼んでいるのも同じ理由で、暗い心がその暗さにふさわしい世界を引き寄せているのです。
その姫が、守護霊と出会い、竜宮を訪ね、夫と再会し、やがて三浦の海辺の祠に神として祀られていきます。
本の解説では、幽界で修行を重ねて霊界へ上がり、祠に祀られる頃には叡智界まで進んでいたと読み解きました。
怨みを抱いて亡くなった一人の女性でも、時間をかければそこまで上がっていける。
魂の学びに終わりはなく、どこからでも光の方へ歩き直せる事を、姫の歩みは示しています。
全章を省かずに現代語へ改め、古い言い回しには注釈を付けました。
ソフィア・アカデミーの会員の方は、会員向けのウェブ版でも読めます。
二冊のリンクを置いておきます。
あの世に着いた人は、何をして過ごすのか
(電子書籍)https://link.amazon/B03hKpw1B
(紙の本)https://link.amazon/B0cty7wNj
小桜姫物語
(電子書籍)https://link.amazon/B0hzV0Ro1
(紙の本)https://link.amazon/B09M1HYut
ひとは死んで終わる存在ではなく、心にふさわしい世界へ帰っていく魂です。
見送る側の問いから書いた一冊と、旅立った姫自身の言葉を伝える一冊は、同じその事を別々の側から照らしています。
スクールで学んできた事を確かめ直す手がかりとして、また身近な誰かへ霊的真理を手渡すきっかけとして、役立てていただけたら幸いです。
